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はじめに すべての計測器用配電盤には、なんらかの過渡電流保護が必要です。図 3-1 または 3-2 を参照してください。 プロテクタの有用性 プロテクタは、次の状況で有用です。 • AC フィーダに短絡が発生した場合、ピーク電流が 10,000 アンペア以上に達するまで回路ブレーカが開かないことがあります。回路ブレーカが開くと、このような大電流が突然中断されるため、電気システムの残りの部分に重大な過渡電流が注入されます。 • HPM の保守には、電源モジュールのオン/オフの切り替えが必要になる場合があります。通常の負荷電流の場合でも、配電盤で重大な過渡電流が発生する可能性があります。 • 施設の電力フィーダに雷が落ち、計測器システムに重大な過渡電流が送られる場合があります。 電源モジュールの性能 HPM 電源モジュールは、8 x 20 マイクロ秒間の 3 kV インパルスなど、さまざまな過渡電流を処理しながら、すべての仕様どおりに機能するように定格されています。これにより、サージ プロテクタが動作したときにフィードスルーを考慮に入れる安全係数が提供されます。 MOVプロテクター 金属酸化物バリスタ（MOV）は、電力線プロテクターとして推奨される製品です。スパークギャップベースのプロテクターと比較すると、MOVプロテクターは過渡現象によって電源が短絡することはありません。150kAのユニットを使用してください。過負荷状態になってもペナルティは発生しません。適切なプロテクターは、カリフォルニア州サンタバーバラのLightning Protection Corporation（電話番号：805-967-5089）からご購入いただけます。120/240Vacシステムの場合は、モデル20208をご使用ください。