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コントローラとI/Oモジュールは、非冗長構成、二重冗長構成、三重冗長構成が可能な100MBイーサネットネットワークであるIONetを介して通信します。通信には、Ethernet Global Data（EGD）などのプロトコルが使用されます。EGDはUDP/IP標準（RFC 768）に基づいています。EGDパケットは、コントローラからI/Oモジュールへ最大システムフレームレートでブロードキャストされ、I/Oモジュールは入力データで応答します。IONetでは、I/Oパックデータの時間調整にIEEE 1588 Precision Time Protocolが使用されます。

異なる2つのアプリケーションのI/Oモジュールは、同じIONET上で異なる2組のコントローラとデータを共有できます。例えば、セーフティコントローラで監視されているセンサーデータをバランスオブプラントコントローラと共有することで、設計を簡素化し、計装コストを削減できます。コントローラの出力は、それぞれのアプリケーション用に指定されたI/Oモジュールに制限され、共有されません。